2012年05月20日15時40分 : うちの会社の変な人たち(1) VXガスさん その3

ようやくVXガスさんの愚痴も終わる。

じつは、この人と私は今はもう別の課になっている。
課が変わるとき、この人は「焼き肉でも行こうか。俺が奢るよ」と言ってくれた。私は、まあ、おごりの焼き肉なら食ってもいいかな、と思った私は了承した。が、いかんせん行く暇が無かった。その頃は嫁の出産~新生児育児が始まっていたので、しょっちゅう秋田と東京間を車で往復していた。

だから、VXガスさんが「今週の金曜日行こうか」などと言うたびに私は断り続けてしまった。しかし本当に忙しいのだからどうにもならない。それを4回くらい繰り返した頃、なんだかとてもうざったくなってきてしまった。

VXガスさんは、いつも同じ事をいう。たぶん、話す話題がほとんど無いのに無理して話しかけようとしてるからだと思う。結婚する前は「いつ結婚するんだっけ?」、嫁が妊娠してからは「嫁さんはいつ秋田に帰るんだっけ?」、秋田に帰ってからは「嫁さんはいつ戻ってくるんだっけ?」、東京に戻ってきてからは「子供は元気?」を繰り返すのだ。2~3日にいっぺんはそうやってしゃべり掛けられてた。

そして二言目には、「じゃあ~焼き肉行きますか」が続くのが最近は常だ。もちろん、私は毎週秋田に帰っているので暇がありません。平日は残業続きで無理です。したがって焼き肉には行けません。ということを何度も説明した。何度も何度も何度も何度も何度も説明した。でも「じゃあ~焼き肉行きますか」。毎週金曜日。いい加減にしろ。

で、俺、もう我慢ならなくなって、なんとか一回行くしかないな。と諦めました。腹を決めて、「今週の金曜日なら空いてますよ」と言うと、すごく迷惑そうな顔で「あ、俺、今週飲み会だから」などと言われた。

一瞬、意味が分からなかった。言うんじゃなかったと心から後悔した。

嫁が帰ってきてからは、「もう子供に手がかかるので無理です」とはっきり何度も言っているのに、「じゃあ~嫁さんとお子さんと、一緒に焼き肉に行きますか」と、そればかり言ってる。乳飲み子つれて外食行けるわけねーだろ。いい加減にしろ。何回断れれば諦めるんだ。こいつは。

課が変わってからは、ようやく離れられると思ったのに、一緒のフロアなので未だに会うたび話しかけられて苦痛。「最近早く帰ってるけど、仕事は楽になったの?」などと話しかけてくるのだが、それってつまり、俺が帰る時間を観察してるってことだろ。ストーカーかよ。勘弁してくれよ。

昨日も他の人と会話してるときに割り込んできて、「お子さんは元気なの?毎日クマ作ってて、寝れてないんじゃないの?夜泣きですか?クフフ」とか言ってきて、まあ夜起こされるので眠いのは眠いが、お前に言われると腹立つ。そして、さりげなく毎日、目にクマができてるとか観察してるあたりも気持ち悪い。

あんまりオチが付かなかったけど、まあ、VXガスさんってこんな人です。こうやってまとめて書いてみるとわかるけど、俺、この人やっぱり大嫌いなんだなあ。

2012年05月17日23時43分 : うちの会社の変な人たち(1) VXガスさん その2

■VXガスさん(続き)

OJT研修が終わってから、VXガスさんとはあまり関わりが無くなった。が完全に無くなったわけでもなかった。働いている課は一緒だったので、たまに話はしていた。が、VXガスさんの話でまともな話など無いのだ。

ある日、「XXX駅の近くに新しいラーメン屋が出来たんだよ~。コラボ企画とかやっててね、有名店のラーメンの味が一店舗でいっぱい楽しめるんだよ!すげー良い店なんだよ!withpopくんも、有名店のラーメン食べたいでしょ?いいよねー、なんでも食べれるよねー。東京は」とか得意げに報告してきたので、たまにはまともな事言うな。と思った。俺はラーメンが結構好きなため、嫁と一緒に休みにXXX駅に向かった。

すると、そこにあったのは「らあめん花月」だった・・・。まあ、一応食ったけどね。でも花月なんか全国どこでも食えるよね・・・。それを、彼はさも「穴場の激うまラーメン店を俺が発掘した!」といった口調でまくし立てていたのだから片腹痛い。っつうか、どこまで世間知らずなんだ。翌日、VXガスさんに「花月じゃないっすか!チェーン店じゃないっすか!」と言ったが、あまり意味が分かっていないようだった。

こういう事もあった。VXガスさんはバイク好きで、某社の某ネイキッドバイクが欲しいのだという。しかしVXガスさんは結構ケチな側面もあって、どうしても中古で欲しい!としょっちゅう言っていた。「出来れば20万台で欲しいんだよねー」などと言っていたが、そのバイクは定価60万、発売してから数ヶ月というバイクだったので、まあ常識的な感覚からすれば中古で20万でなんて売ってないのは明らかだろう。

しかし、「俺のなじみのバイク屋はさあ、やることが幅広いんだよね!販売業者のオークションとか参加してっからさあ。まあ、普通だと無理だろうけど、あのバイク屋だったら20万台で必ず見つけてくれるね!(キリッ)」という旨を自信満々に喋っていた。突っ込みどころが多すぎる。業者のオークションなんてどんなバイク屋だって参加してるだろ。まさか、中古車販売業者は自店舗に売りに来たバイクのみを販売してると思ってんのか?

で、頼んで2ヶ月くらい待っていたみたいだが、バイク屋は端から「その値段ではまず見つからない」と言っていたらしく、実際、見つかることもなく。結局定価60万のバイクを55万だかで買ったらしい。

私はその感覚が全く理解できない。4000万のマンションや8万円のサイフォンを平気で買うような人間が、5万の差をケチって中古のバイクをわざわざ買うあたりが。だから聞いた。「でも、それなら新車買った方が良いんじゃないですか?だって、前のオーナーがどんな奴か分からんのだし、たとえば慣らし運転してなかったら嫌じゃないですか」と。

したら、VXガスさんは「はあ?慣らし運転?あのね、withpop君。慣らし運転ってのは、1000kmも走れば十分なんだよ。もう2000km走った中古車なんだから、心配には及ばないよ」などと言っていた。あれれ?俺の言ってること伝わってない?私は、「慣らし運転してないかもしれない」というのを、「前のオーナーが馬鹿で、最初からエンジンをブン回して痛めてるかもしれない」という意味で言ったのだけど。この文脈で、伝わるよなあ?普通。伝わらん?それとも、この人は「新車から走行距離1000kmまで」の状態を慣らし運転、と言うと思ってるのだろうか。

そういえば、VXガスさんはバイクが手元に届かないうちから「カウルを作る!」とはしゃいでいた。私は耳を疑った。「つ、作るんですか?カウルを?」「そうだよ。カウル作るよ!ネイキッドだからねー。風よけは必要でしょ!」「作るって、未塗装の車外品のカウルを塗るとか、そういうことですよね?」「何言ってんだよ、アクリル板で作るんだよ!!!!」などと言っている。アホがいる。

ちょっと説明すると、カウルってのは、まあ一般的な言い方をすると風防だ。あの、風よけのためのプラスチックみたいな部品があるでしょ。バイクって。アレのことをカウルという。で、カウルが無いバイクをネイキッドという。VXガスさんは、ネイキッドを買ったのでカウルが無いので、アクリル板で自作しよう!などとほざいている訳だが、カウルなんてのは手で人間が作れるようなモンじゃない。

普通、車のバンパーやバイクのカウルを作るときは射出成型機(型に樹脂を注入して固めるデカイ機械)とか、真空成型機(樹脂の板を目的の型に吸い付けさせて固めるデカイ機械)といった、巨大で高価な機械が必要で、それなりに設備のそろった工場で作るものである。カウルには走行時に強い力(風圧)がかかるので、それなりに強度を持たせないとならないのだ。それを、アクリル板で自作しようなんて・・・。

大体、アクリル板を自在に加工できると思ってるあたりも信じられない。ちょっとした工作をしたことがある人なら分かると思うが、アクリル板の加工なんてのはそうたやすく出来るもんじゃない。Googleで「アクリル板 加工」などと検索してみると、山の様に加工業者のサイトがヒットする。すなわち、普通は専門の設備を持った業者に頼むような作業である。かつ、業者に頼んでも加工できるのは、簡単な曲げ加工くらいのもんであって、カウルみたいに複雑な曲面なんてのはアクリル板じゃ作れないと思うよ。

だから、俺、聞いてみた。「アクリル板、どうやって加工するんですか?どうやって加工して、どうやって取り付けるんですか?」「うーん、よく分からんからネットで調べてみようかなあ。取り付けはね、カーテンレールとステンレスステーでやろうと思うよ!」

か、カーテンレール!?なにそれ!?
「カーテンレールを使ってね、カウルを可動式にしたいんだよ!不要なときは小さく納めれるようなものを作りたいんだよ!」「えっ、カーテンレールってものすごい弱いですよ!絶対カウルなんかつけれないですって」「あのねー、そうやってやる前から無理無理って決めつけてたら何も出来ないよ」とか言うので、じゃあそこまで言うんだったらアクリル板とカーテンレールとステンレスの取り付けステーでバイクのカウル作ってみろや、という気持ちになった。

後日、「加工できました?」と問うと、「いや・・・。やけどしちゃったよ」等と言う。「何でやけどしたんですか?」「熱湯で曲げようとしたら手にかかった」とか言ってた。どこまでアホなんだ。

あのな、これでも我々はメーカーに勤めてるのな。やってることは例えソフトであろうとも、一応物作りをやってる会社なんだで?今時、小学生の夏休みの工作だって、もうちょっと上手いことやると思うぞ。それを、大人になってまで・・・。何考えてんだ。

呆れ果てた俺はその後なにも聞かなかったが、まあ無理だったのだろうと思う。もし熱湯とカーテンレールとステーで完璧な3次元曲面加工を施したカウルが出来たんだったら、職を変えた方がいい。

あと、この人の無知っぷりを示すエピソードがもう一つ。
いつだったか、会社の企業年金が固定金利から変動金利になる、などという説明会があって、それに出席した折、ずっと「意味が分からん。俺の年金はこの変更によって増えるの?減るの?」とずっと言っていた。変動、っつってんだろうか。アホか。「まあ、確かに資産運用の話って分かりづらいですけど、みんなもうちょっと興味持った方がいいですよね。未だに銀行が預金者のお金を大切に預かっておくだけの機関だと思ってる人もいるし」と言うと、「えっ、銀行は金を預かるとこでしょ?違うの?」等と言っていた。

俺は頭を抱えた。こいつ、ホントに社会人なのか?銀行員がどうやってメシ食ってると思ってんだ?お前は現金補完手数料を銀行に払ってんのか?っつうか、そのオツムでどうやって4000万のローンを組んだんだ?

で、そんな世間知らずのVXガスさんなんだけど、実は業務の面でもオツムが弱い、ということが最近分かってきた。と、いうのも、前述の通り、この人とは一緒に仕事をしたことが無かった。違う業務を担当していたのだ。しかし、11月からの地獄の業務支援ツール開発プロジェクトを担当したとき、この人もチームメンバとして参加していた。
チームリーダーが言っていた。「あいつにはあんまりコードを打たせたくない」と。ものすごい可読性が低いコードを書くそうだ。が、人員が居ないため苦渋の決断だったらしい。

事実、VXガスさんのコードは本当に酷かった。無駄にネストの深い条件分岐、「フラグ1」「フラグ2」などの理解不明な変数を比較する判定条件の乱用。コメント文まで意味不明。「誤差の場合はここを通る」などと書いているコードがあって、それが「許容偏差を上回る偏差が入力された場合の処理」を示すと気づくまで5分かかった。

そのくせ、態度だけはいっちょ前であって、「ストアドプロシージャがさあ~」「SQLクライアント何つかってんの?俺が使ってる軽量で使いやすいフリーソフトあげよっか?」などと横からしょっちゅう茶々を入れてくる。専門用語を並べ立てて俺は専門家だぜ!アピールをしたいんだろうけど、ただただ痛々しいだけである。はっきり言って、俺は未だに基本情報処理技術者試験すら合格できないお前と違って、修士課程でデータベースをみっちり集合論、数理論理から勉強してきたんだよ。なーにが「Oracleは使い慣れてる」だ。内積と外積の違いが説明できんのか?そもそもリレーションの意味わかってんのか?正規化の意味わかってんのか?わかんねーんだったら一々口はさむな。痴れ者が。と私は常々おもっていた。

書いてたらすげーイライラしてきた。
こういう事もあった。俺が忙しすぎて手が回らなくなったとき、チームリーダーが「VXガスに仕事やらせていいよ」と言ったので、仕事を頼んだことがあった。それは、仕様変更によって必要になったプログラムの修正であって、俺がやれば3時間で終わる作業だった。でも、その3時間すら縮めたい、たとえVXガスに頼んだら半日かかろうとも。と、それくらい忙しかったので、
彼に頼んだ。

「このクラスライブラリは使ったことあるんですよね?できますよね」
「できる、出来るよ。俺こないだ別の仕事でやったからね。完璧だよ。そのコードをちょっとコピーしてくればすぐ出来る」

などと言っていた。「コピーする」とかいう響きが不安だった。半日じゃ終わらないんじゃないか?と思った。案の定、説明した直後から、「表に行を追加できないんだけど」「このクラスの使い方が意味分からないんだけど」などと、リファレンスマニュアルを見れば一瞬で理解できる超基礎をしつこく聞いてくる。てめー出来るって言ってたじゃねーか。

結局、この人は3日かかってようやくこれを完成させた。チームリーダーは半ギレだった。「出来ないんだったらすぐ白旗あげろ」などと言ってた。「VXガスは単純作業なら早いんだよな。頼みたいこといっぱいあるのに」とも言っていた。単純作業でよけりゃわざわざ高い単価払ってプロパーにやらす必要なくね?っつうか、プロパーに期待される働きが出来ないんだったらクビにした方がよくね?と思った。

その後、俺が仕様変更表をいじっていたとき、後ろからそれを除いていたVXガスさんが声を荒げ、「これかなり難しい、って書いてるじゃん」などと指さすので、その指先をみると、それは私がVXガスさんに依頼した仕様変更のためのプログラム修正についての詳細だった。「かなり難しい、って書いてんなら、誰がやっても3日かかるんだな。俺の仕事が遅い訳じゃない!」などと自己弁護していた。

しかし、その真実を述べると、まずこの「この仕様変更はかなり難しい」と記したのは私である。実は、これは大した難しい問題でなかった。俺だったら3時間で修正できる内容だったから。しかし、あまりに仕様変更が多く、後出しで注文をつけまくるので、嫌みったらしく「難しい問題ばかりお前らは俺に押しつけてるんだぜ」という意味を込めて、難しい、と記したのである。まあ、そこまで言うのはさすがに可哀想なので言わなかったが。

まだ続きます。この人に対する愚痴をまとめるので3日かかるわ。

2012年05月15日22時39分 : うちの会社の変な人たち(1) VXガスさん

こないだやる気をなくしてから毎日定時に帰ってる。
だって仕事もねえしやる気もねえんだもん。残業代ゼロは正直痛いがもうどうでもいい。

今日、会社で小便をしたらVXガスを俺が心の中であだ名している先輩が性懲りもなくしょうも無い話を振ってきたので俺はイライラすると同時に、そうだ、会社の変な同僚・先輩・上司をネタにして書けば面白いんじゃない?と思ったので、書いてみる。

■VXガスさん

VXガスさんとは入社以来のつきあいとなる。我が社はOJT研修を採用しており、新入社員一人につき指導者となる先輩社員が一人割り当てられる。それがVXガスさんだった。

VXガスさんの始めの印象は悪くなかった。丁寧なひとだな。くらいに思っていた。でも丁寧に感じたのは、「気を遣ってよくしゃべり掛けてくる」からという理由だけだった。

彼が担当する仕事と私に与えられた仕事はちょっと違っていたため、私の従事する仕事に対する知識が彼には乏しかった。そのため、彼からは仕事のほとんどを教えてもらえなかった。

私がVXガスさんからはっきり教わったと記憶しているのは電話機の使い方くらいのもんであった。それはしょうがないのかも知れないが。私に仕事の術を教えてくださったのは、全て派遣の方々だった。派遣の方々は非常に優秀かつ器の広い方々ばかりで、本来であればプロパーである私が派遣の方々に業務のことを尋ねるなんておかしな話なのだけれども、嫌な顔一つせず丁寧に教えてくれた。

それに引き替えVXガスさんは・・・。いや、記憶を掘り返してみると、私は彼に仕事を教えてもらえなかったというよりは、教えを請わなかったというほうが正しいかも知れない。だって、質問すること質問すること全部知らないんだもの。しかし彼は無駄にプライドが高く「知らないから派遣さんに聞いてね」などとは口が裂けても言わないので、しどろもどろ、答えになっているような、なってないような、国会議員の答弁みたいな回答をして時間が無駄になるだけなので、私は早期に彼に聞くのを辞めたのだった。はっきり言えば、VXガスさんは業務を教えられないのだから、指導者としては失格であった。

VXガスさんはやけにプライベートに干渉してきた。その言葉の節々から、「こいつは単身、秋田から上京してきた小僧なので寂しくて寂しくてしょうがないだろう。俺が相手をしてやる」という態度が見え隠れしていた。私ははっきりとそれが嫌だった。本人としてはおそらく、気を遣っているのだとおもう。しかし私にとってはあからさまに過干渉だった。

7月のある日。VXガスさんに「うちに遊びに来ない?」と言われ、まあ、断るのも後々に遺恨を残しそうだな、と思い、私は了承した。彼の家は綺麗なマンションであった。賃貸だと思ったら分譲で、4000万で買ったのだという。独身、20代後半でそんなでかい買い物をする必要があるのか、私は疑問だった。そのマンションは大通りに面して常時うるさく、窓は開けられないし、駐車場はないし、スーパーには遠いし、市民サービスの良い市でもなければ、都心へのアクセスもあまり良いとは言えない。はっきりと4000万の価値は無いと思ったのだが、彼はどう思っていたのだろうか。

マンションに入った俺は言葉を失った。臭い。臭すぎる。私がVXガス、の名前をつけたのはこれが所以だ。彼は体臭が異様に臭い。夏はワキガが目にしみる。四季を通じてなんか体臭がある。「男臭い」という表現がいいかもしれない。運動をした後のオッサンの洗濯物が山積みになっているような。そんな感じだ。

そして部屋が汚い。3LDKの間取りなのに雑多な物が随所に山積みになっており、絨毯はべたべたするし、こたつは出しっぱなし。18畳くらいのLDKにまるで大学性のワンルームであるかのようなせせこましいコタツテーブルが鎮座する。コタツテーブル、とは正式名称でないかも知れないのでちょっと説明すると、よくホームセンターで売っている、冬はコタツ、夏はヒーター部分を取り外してテーブルとして、マルチプルに使用できる家具である。日本の家庭事情に合わせた斬新な商品だと思うが、こんなに広い部屋で漫画が山積みになっている横で鎮座しているのをみると、ただ単に貧乏くさいだけである。貧乏くさいし男臭い。俺は一刻も早く帰りたかった。

その、コタツテーブル、の脇に座り、VXガスさんが「コーヒー飲む?」というので、ああ、ありがとうございます。と言うと。彼が得意げに操るのはサイフォン式のドリッパー。それも、安っぽいやつじゃなくてインドの水煙草みたいな、高さのある本格的なものである。「それ、高いんじゃないですか?」と問うと、「よく分かったね。どこにも売って無くて探し回ったんだよ。8万したね」と得意げな表情で言う。俺にはそれに8万の価値が有ると思えない。

っつうか、きたねえ。俺はよくよく見て驚愕した。たぶん、これ洗ってないんじゃないか?コーヒーカスみたいなのがこびりついてるのが3mくらい離れてもよく分かる。「はい、どうぞ」と、よく分からんノルディック柄みたいなマグカップに注がれたコーヒーを見てまた驚愕した。マグカップも汚い。超絶汚い。これ、洗ってんのかあ?「いつも飲むからもうこびりついちゃってね・・・」などと言い訳していたが、そもそもこびりついてるマグカップで客にコーヒー出すなよ。と思う。8万のサイフォンで年季の入ったマグカップに注ぐあたり、こだわりが有るんだか無いんだかよく分からん。

その後、私はVXガスさんの身の上話を聞いた。「両親が小さいときに離婚してさ。父親にずっと育てられてきたんだけど。なんか女が怖いんだよね。この年になっても女性と話ができない。付き合った事もないし、手をつないだこともないんだよ」と。まあ、そりゃそうでしょうなあ。と俺は思った。コーヒー飲み過ぎ、ワキガ、体臭、煙草、どれをとっても女性に嫌われるでしょうなあ。

「俺はこのアニメが好きなんだよ。これには父親も母親も出てこないんだ。日常系、っていうのかな。女の子がずっと話してるだけのほのぼのアニメなんだ・・・」と見せられたのが、「みなみけ」というアニメだった。これがファンが居たら申し訳ないけど、言っちゃ悪いがクソ下らんアニメで、何が面白いのか一片たりとも理解できなかった。起承転結が無いのだ。少年誌の読者投稿のクソつまらん四コマ漫画を延々と見させられている気分で、甚だ苦痛だった。

特に違和感を覚えるのが、主要な登場人物たる三姉妹は全員が学生であり、かつ、両親が同居している形跡がないということ。すなわち、就労している家族が皆無であるにも関わらず、14~6畳くらいはある部屋が各人に一部屋ずつ与えられている、等、どう考えてもこの4000万のマンションよりも倍近い総床面積をもつマンションに住んでいる、という点にものすごく違和感を覚える。

これは私の勝手な考察であるのだが、おそらく作者は家族、特に両親とかなり不仲なのではないだろうか。両親とのふれあいがほとんど無かったがために、父親、母親が登場する暖かい家庭を描写できないのではないか。作者にとって両親は居ない方が良いのであって、毎日何も変わらない、変化のない日常の中で、仲の良い三姉妹が何ら生活に窮することなくのんびりと永遠に学生生活を送る。その情景は、実は作者の心の闇を反映しているのではないか。そして、VXガスさんは同じような心の闇との間で魂を共鳴させているのではないか。それは私の思い過ごしか。

OJTの研修期間が終わり、成果発表会を迎えた。私は負けず嫌いなので、優劣を定める催しごとは手を抜かずきっちりとやる傾向がある。成果発表会でも私の評判はかなり良く、特に当時の社長が喜んでくれた。「社長のお気に入りがwithpopだ」そんな風にその後半年くらいは周囲から言われていたように思う。
同様にして、VXガスさんもOJT研修を完遂したことで表彰を受けた。心が狭いと言われると思うが、私はそれがはっきりと気に入らなかった。私が相応の評価を受けたのは私自身が頑張ったからであって、彼から教わったことはほとんど無いのである。それを、「優秀な指導者」と評価して欲しくなかった。

かくして、VXガスさんとのつながりであった、OJT研修の指導者と被指導者、という関係は終わりを迎え、これでもうあの人と絡むこともないな。と思っていたところ。しかし、ここからが始まりといって良いかもしれない。

VXガスさんは逐次私の行動を観察することを始めた。私はそれがたまらなく嫌だ。
このころはまだVXガスさんと一緒に昼飯を食べていた。私はいつも、ご飯のサイズがS、M、Lとあるうちの、Mサイズを食べていたが、あるとき、「Mサイズばかり食べてると太るよ」と言われた。まだ、このときは、あー、ハイハイ、程度に思っていた。

それを数度言われたので、私は嫌になって一緒に食事に行くのを辞めた。「社内にある食堂のメシが油っこくて健康に悪そう」と彼には言った。まあ半分本心だ。すると、今度は「毎日冷凍食品ばかりだと太るよ」等と言ってくる。え?俺、あんたと一緒にメシ食ってないんですけど。もしかして、毎回弁当の内容観察してるのか・・・?いつ見てるんだ?気づかなかったぞ?と思うと、心の底に何か冷たい物が流れていくのを感じた。

毎回弁当は自分で詰めているので、時間が無いときなどは、二段弁当のうちの二段目を詰められないことなどがあり、そういうときなどはパンを買って食っていたのだが、そのときも「昨日パン食べてたよね?パンも太るよ。結構カロリーあるからね・・・」などとわざわざ忠告しにきていた。私は心底気持ち悪くなった。怖い。気色悪い。そのほかにも、「昼休みにXXXXXのHPを見てたよね?」「XXXXの本を読んでたよね?」などと、逐次私の行動を観察しなければ分からないようなことを盛んに言ってきていた。私はどんどんVXガスさんが気持ち悪くなり、あからさまに彼を避け、目を見て話すのをやめ、会話はいつも素っ気ない返事を返すようにした。頼むから俺に話しかけないでくれ。そういう気持ちをこめた態度を示していたのだが、彼はそれでも、まるで私たちの友情に変わりはない、ということを確かめたい、といったそぶりでしょうもない話をしょっちゅうしてきていた。

少し話は変わるが、前述したとおり、VXガスさんには今まで彼女が居たことがなかった。まあ、臭くて過干渉で大した話のボキャブラリーもない人間に彼女が出来るとは思えないので、至極当然のことだと私は感じていたが、そんな彼にも彼女が出来るチャンスが到来した。地元のお節介おばちゃん数名が画策し、お見合いのようなことを始めたらしい。始めにメールアドレスを交換し、VXガスさんがレストランを予約し、日取りを決め、一緒に食事をするという流れになっているそうだ。ただし、VXガスさんは女性への免疫が皆無のため、VXガスさんの友達を一人連れ、3人で食事するとのこと。2:1にするあたり、ちょっと配慮が欠けるんじゃないか。と思ったが、まあ俺のしったこっちゃないし、VXガスさんに配慮なんて出来るわけがない。

それどころが、私は内心、はは、これはおもろいんじゃないか。と笑って居た。あのVXガスさんが女性を目の前にして一緒に食事とか、何を話してどういう対応をするんだろうか。それはちょっと見てみたい。俺が行っても良いくらいだ。私は、「頑張ってくださいね」と心にもないことを明るく述べ、心の中でほくそ笑んでいた。

翌日、どうでした?と問うと、暗いVXガスさんの表情。
「なんか、もう何もしゃべれなかった。記憶が無いんだよ」とのこと。記憶が無いとはすげえな。私の弁当の内容までしっかり覚えているというのに。

「相手がね、『料理できないんです』って言ったんだよ。言ったのに、『食事終わったらどこか行きませんか?』って言ったら、彼女、『今日、家族に夕飯を作ってあげないと行けないので帰ります』って言うんだよ。料理できない、って言ったのに・・・」と頭を垂らした。私はその女性の気持ちが痛いほど分かった。と、同時に、相手がいやがっている、という気持ちは理解できているのは私にとっては意外だった。じゃあ、何故私がいやがってるのには気づいてくれないんだい?

ああ、もう、書き出したらすげー長くなった。続きは明日書きます。

2012年05月11日19時05分 : もうどうでもいいや

今日は俺有給とっちゃったんだぜ~。

何の予定もないのに有給を取ったのは、俺、初めて。もっと言うと、俺は病気でも有給を取ったことが無くて。
2年目の冬のある日、二日酔いで風邪で高熱、って時でも休まず会社に行った。なぜかというと、俺は病気になったときに自分が病気だと認めたくない節がある。だから体温も測らない。体温計を差し込んだ瞬間に「俺は風邪を引いている」と思っていまい、心が折れてしまうから。まあ、話がそれたけどそのくらい俺は頑張って働いてるって話なのね。

で、なんで今日、そんな俺が何の予定もなく有給をとったのかというと、もう、ほとほと呆れ果ててしまったからであるよ。仕事なんてしてらんないね。と、俺は思った。

事の発端は。そうだなあ。去年の11月くらいまでさかのぼるね。

原発の仕事が一段落し、もう仕事がねーよ、どうすんだよ、と言っていた折、俺に舞い込んでいたのはまた原発の仕事である。がしかしそれまでの仕事とは毛色の違う仕事。今まではどちらかというと炉心のコアな部分を扱う計算機システムの設計製造に携わっておった。去年の11月からスタートしたのが、原発で働く人たちが使う業務支援システムの開発なんだ。

ターゲットは今年の8月。某プラントの某作業工程で導入し、一挙に業務効率アップ、所要工数大幅削減でみんなハッピーっていうのをもくろんでいたようだが、それが夢であることは誰にでも明白だった。だって仕様がだせねーんだもん。

俺ははっきりと批判するが、うちの本社の原発技術部門は無能の固まりである。全ての業務を子会社に委託し、子会社は派遣に委託し、そうして代が進むたびにどんどん技術が流出していって、本社から技術屋が失われるのである。経常利益第一主義に走った結末がこれだよ。

こないだ、ソニーが「技術のソニーの復刻」みたいなことを言って大幅リストラを敢行していたが、俺もその思いにまったく同意する。人的にも物的にも資源小国の日本は技術で食っていくしかないのは昔から明らかであるのに、しょうもない売り上げ至上主義経常利益第一主義に走って目に見えるパラメータのみを追い続けた結果が失われた10年、いや、20年であると俺は思うよね。ほんでオーバースペックすぎる品質向上施策を積み重ねた結果、膨大な手順とルールだけが残ってサムスンなんかに鼻の穴あけられるし、頭の固いオッサンはユーザーエクスペリエンスなんて知ったこっちゃ無いからアップルの模倣品しか開発できないんだよ。

また話がそれたよ。だから、そういうことで、うちに限らず日本のメーカーはクズすぎるとおもうんだ。うちはまだマシなほうかもしれないが。

で、だ。その去年11月から始まった仕事も全く仕様が出せないんだ。本社の人間は。電気回路と基本的な科学計算を知っていれば、だいたい本来有るべき仕様というのは分かるんだけど、馬鹿だからそれすらわからん。で、俺たちは気を利かせて、本来有るべき仕様はこうですよね?これは間違いですよね?などと去年から聞いてるのに未だに回答がこない。奴らは金があればソフトが出来ると思ってるのだ。

それが誤りであるのは何十年も前から繰り返してきたことである。みんなもう忘れてると思うけど、今年の1月にも特許庁が東芝ソリューションに委託して作らせた新基幹システムが失敗し、枝野経産相がごめんね、とか謝ってたよね。投入した金は55億円で、国民の血税が水泡と帰したんだからみんなもうちょっと怒った方がいいよ。

また話がそれた。だから、つまり、俺がやってたプロジェクトも一般的なプロジェクトと同じく、発注側がどんなシステムを作りたいのか全く知らず、部長以上級の偉いアホの経常利益至上主義の号令の元、「金有ればできるっしょ」みたいな気持ちでゴーサインを出すから最初から失敗するのは目に見えていた。すべてのデスマーチプロジェクトは始めにそれがデスマーチプロジェクトであると分かっている、と言ったのは、ソフトウェアシステム開発におけるデスマーチという言葉を世に広めたエドワード・ヨードン本人である。

今回もそうだった。俺は、これ、無理だな。何千万も掛けた後でクソシステムができあがるな、と思っていた。だって、クソ過ぎて使えない、現状のクソシステムを最新の開発言語で作り直せ、という指示だけが具体的だったから。クソはどう焼き直してもクソである。

これまでの話は次のように要約できる:どんなにすばらしい言語を使おうと、どんなに優れた開発ライブラリやツールを導入しようと、どんなに金をつぎ込み、完璧なスケジュール管理をされていたとしても、「茶色で、強烈なにおいを発する柔らかい物体」を作れば、それはクソである。そして俺はそのクソ開発プロジェクトに当てはめられたのである。「それはクソですよ?クソを何千万もかけて作り上げるんですか!?」俺らは何度も主張した。でも馬鹿は馬鹿だから、「昔は技術がチープだったから、無理な工期だったから、無理な予算だったからクソになった。今はクソにならない」と盲信しておるのである。クソぬりたくりてえ。クソ野郎が。

でもまあ、クソだろうとある仕事をやらないのは会社的に許されない(そしてそれで今まで幾度となく失敗してきたことをなにも学習していない)ので、今回もGoサインがでたのである。これが、エドワード・ヨードンの言う『デスマーチプロジェクトは始めにそれがデスマーチプロジェクトであると分かっている。でもそれを回避できないからデスマーチプロジェクトになる』ということである。

で、まー、今日まで文句を言いまくりつつ俺は働いてきた。どれだけ不満があったかは去年の11月あたりからの日記を読み返してみればよく分かると思う。

それでクソながらも俺は開発を続けた。茶色で強烈な臭いのゲル状物体を作れ。それはクソであるという命令を俺は重々承知して作った。そしてこないだある程度完成・納品し、一つの区切りがついた。ちなみに、ソースコード統計ツールを使って調べて見たら、自動生成を除くコードの9割以上を俺が書いていたのである。このシステムには当課からは6人の人員が参加していたが、9割は俺がひねり出したクソであることを考えると胸が熱くなるな。

今考えれば、本当に俺はよく頑張ったと思う。前にも書いたが、去年11月からは部内技術発表、技術動向研究会会合&発表、技術論文作成&業務成果発表(しかもトップ受賞)を経験し、プライベートでは嫁の妊娠出産、今年初めから頻繁に秋田と東京を往復し、金曜の夜には高速のSAに寝ることが状態化、業務ではクソの集まりの中で唯一「オブジェクト指向」の意味が理解できる俺が9割以上のコードを書き、それら全てを無難にこなしてきたのだからな。

これだけ書くと、withpopって、マジですごいんじゃね?天才じゃね?と思う人がいると思うのだけれども、いやあ、まさにその通りで、私は天才であるので、もうちょっと会社も給料をあげ、毎昼食をちらし寿司にする、くらいの待遇はして欲しいモンである。

で、そのクソもいったん区切りが付いて、8月に実業務投入にむけてこれから最終調整を行っていく予定。・・・だった。

こないだ、プロジェクトリーダーに呼び出されて状況を説明された。
それは、こないだの仕様調整会議でのこと。俺はそれに参加したかったのだけれどもできなかった。それは、うちのチームにハンマーを振り回し、プライドが無駄に高いオッサンがいるのであって、このオッサンを差し置いて若い俺が会議に参加して技術的な議論を交わし、仕様を策定する、という行為をするとオッサンは機嫌を損ね、「調子悪い。明日休む」とか言って納期直前だろうと平気で休むからである。

で、それはおいといて、そういう会議があったんだよ。その会議に出席してるのは3社からの代表者。A社は、某メーカー本社であって、うちに仕事を発注した会社。B社はうちの会社で、実際にそのシステムを作る会社。C社はそのシステムを実際に使用する会社である。B社、C社はともにA社の子会社である。

その会議の目的は、一向に仕様を出せないA社がC社を呼び出し、「ここはどうなってるんですか?」と仕様を確認するという、至極情けなくて、俺がA社社員だったら恥ずかしすぎて恥ずかし死するんだけど、A社社員がそうならないところを見る限り、やっぱり彼らは技術者としてのプライドがないのだな。と思い、はっきり軽蔑する。

そいで、A社社員が「これはどうなっておるのですか?じゃあここは?それならばここは?どうなんです?」と熱心に質問し、C社社員がああだこうだ答えてる折、うんざりしたC社社員がこう言ったそうだ。

「っていうか、そんなにすぐ使えないシステムなんだから、そこまで頑張らなくて良いんじゃないですか?」

え?なんです?どういうことだすの?と、そこに居合わせたA社社員、B社社員は目が点になった。それはこういうことであった。

8月から始まる業務は、客先で作業する業務であって、A社グループが主体となって作業する業務ではない。客先で客先の設備を使って行う業務なのに、A社グループが自社設備で同様のことを行うのはおかしい。なので、今回開発している業務システムは端から使用できないのであって、8月から始まる業務は客先で旧来から使用している同様のシステムを使うことになる。

つまり、我々は去年の11月から、使う当てのないシステムを必死になって作っていたのである。しんじらんねえ。それがA社の看板を背負ってやることなんですか?なんですか?あなたたちは?俺のこの真心込めた情熱のクソをどうしてくれる!?

少なくとも、以下のようなやりとりを俺は期待しておった。

A社「8月からの業務ではですねえ、私たちの作ったこの新システムをつかって仕事してください!」
C社「新システム?そんなんあるんか」
A社「これ使えば業務効率200%UPですよ、これ使えば今までの半分のコストで仕事出来るでしょ。見積もり回答、期待してますよ!」
C社「そんなに上手くいくとは思えんけどな、ちょっとそれ見してみ」
A社「はい!こちらです!」
C社「うわっ、めっちゃ臭いじゃねーか、茶色だし、ゲル状だし。お前、これクソそのものじゃん。これで業務効率改善とかよく言えるわ」
A社「え?ダメですか?」
C社「ダメに決まってるだろ。鼻曲がるわ」
A社「ダメなんですか?B社さん!ダメでしょ、クソ作らないでくださいよ」
B社「そんなことないですよ、言われたとおり作りましたって」
C社「どんな事言われたん?」
B社「ええっとねー、茶色で?強烈なにおいで?ゲル状でたまにソフトクリーム様の形態を有する、って」
C社「お前、それ、まんまクソやないかーい!!!」


ちゃん、ちゃん。

って感じのやりとりを期待してたのに!俺の情熱をひねり出して注入したクソはクソとしての本分すらまともに発揮することなく、一生日の目を見ないのである!これはあれだ!女はウンコしながら水流すだろ?あんな感じだ!肛門から飛び出して「やっほー、僕、クソの大便ちゃんだよ!ウンコちゃんって呼んでね!」すら言えず、「やっほー、僕、クソの、って、うわああああ!水があああ!渦巻きがあああああ!暗いよー!狭いよー!」って感じで誕生と同時に一生を終えるようなもんである。

ぐおおおおおお!なんだったんだ!この数ヶ月はああああああ!!!俺の情熱を返せ!俺の情熱のクソを返せ!


・・・ってなことがありまして、それから俺は一切合切仕事へのやる気を失い、今日なんかはなにも無いのに有給を取った。今回ほど仕事やめてえと思ったことはない。俺が独身で子供もいなかったら確実に辞めてる。
プロジェクトリーダーは、納期前にこの話をすると俺のやる気がゼロになるだろうから、と思って隠していたのだそう。それは隠していて正解だと思う。俺は月曜日も有給取りたいな。だって何もやること無いんだもの。

2012年04月22日22時35分 : 近況

 前回の日記を書いたのは四月初めであって、今日は4月ももう終わろうかという22日。
 ずっと書こう書こうと思いつつ忙しすぎて何も出来なかった。4月は月~金まで大体10時まで仕事、金曜夜に秋田に向け出発、SAに一泊して日曜日の夜に帰ってくるという仕事をしていたのでさすがに疲れたよね。4月から課も変わったので慣れないことが多い。何とか耐えた。

■ 業務成果発表で優良賞を取った話
 同期の中で俺が一番良かった。論文審査とプレゼン審査で決められる。優良賞は何年か前に審査が厳しくなってからあんまり出ないそうである。俺としては優秀賞を狙っていたのでちょっと不満である。優秀賞だと1万円もらえるが優良賞は5千円だ。倍も違う。大体、優良という言葉が気に入らない。なんか5年間放っておいたら勝手に金色になってるみたいな賞じゃないか。ペーパードライバーの証みたいな。優良という字面もおぼっちゃんぽくて嫌だ。やっぱ優秀がよかったな。俺にみんなひれ伏せばいいよ。

 それでもなんか、調子付いてきてしまうのは、会う人会う人皆が「おめでとう」と言っていくこと。前の課長。その前の課長。前の部長。今の課長。前の係長で今課長。世話になってる部署の課長。総務の姉ちゃん。いやあ、そうですか?俺、そんなすごいっすかねえ?えへへ。俺あれ思い出しちゃったよ。映画「ビューティフルマインド」で、ノーベル賞を受賞したナッシュの前に皆がペンを置いていくじゃん。敬意を表すために。あんな感じだなあ。

 でもそこは私は超リアリスト、それは社交辞令7割、残りの3割がおだてときゃ仕事やるだろ、という思想、であると分かっている。俺の心を動かすのは金、物、体験などの具象的な事柄である。だからそのときしてたドヤ顔も5千円分のドヤ顔。

 そんでこないだ、発表会、授賞式、社長との昼食会に出席してきたのでそのときの話をしようと思う。

 その流れを仕切ってるのが総務部長の坂田氏(仮名)、俺はコイツの顔を知らなかった。総務部ってただでさえつながりが少ないのに、こいつは最近社外(とは言ってもグループ内だろうが)から来てぽんっと部長になった天下り感満点のオッサンであって、なんか俺はもう、最初から嫌な予感がしてた。

 また、俺は今の社長が大嫌いなのであって、いつだか日記で書いたが、2時間超議論、半分口論になったことがあり、俺も頑固だから自分の意見を曲げず、相手もクソジジイで頭が凝り固まってるから曲げず、すごく不毛な議論になったことがある。それがあるから社長が大嫌い。

 結果から言うと、その総務部長の坂田、そいつのこと、俺は社長よりも嫌いになった。

 発表の前、取り仕切る坂田、曰く。「今日はお集まりいただきありがとうございます。今日発表してくださるお二方は優秀な成績を収めておりまして、今日の発表を聞いて、皆さん是非今後の参考としてください。優秀賞をとったお二人ですから」などとクソ持ち上げる。今時ダチョウ倶楽部だってこんなハードルの上げ方しないよな。後ろを見ると社長以下偉い奴があつまっとるわ。せいぜい10人くらいのモンだと思ったら40人くらいいやがる。学会発表だってもうちょっと少なかった。

 で、俺の発表が終わると坂田、「みなさん、withpopさんの発表はどうでしたか?あのね、withpopくん、君ね、ジェスチャーがすごく多いんだよね。見ててすごく気になるよ。そこ注意するように。はい、良いよ、座って、ハイハイ。で、どうです?みなさん?withpopさんの発表は。これくらいなら俺の方がもっと上手いプレゼンできるぞ、って思いましたか?withpopさんのプレゼンの評価はすごく高かったんですよ。皆さんも参考にしてくださいね」みたいな事を言う。大体この言葉通り言ったのである。社長以下偉い奴が集まる場で。あれ?なにこいつ?俺にケンカ売ってんのかな?と思ったね。

 こいつ、常にこの調子なんか?と思って注意深く観察してると、もう一人の発表に対しては、「すごく言い発表でしたね。これで終わります」のコメントだけで終わっていた。あれれ?やっぱこいつ俺にケンカ売ってんだな。核戦争後の無法世界になったら真っ先にコイツは釘バットで殴殺しなきゃならないね。と思った。

 その後の昼食会でも、坂田、こいつは仕切る、仕切る。すごく仕切るのが好きなんだな。「あのね、普段はこうして会社のお金を使ってね、お弁当を取ってお話しするなんて事は出来ないんです。でも私は活発にコミュニケーションをした方が良いと思うので、こうして、今日は特別にね、こうやってお弁当をとって、みんなでお話をしましょうっていう主旨なんですよね。そこを良く理解して、ご飯食べましょうね。今日は無礼講ですから」とか言い出してる。

 はっきり言う。ここまでうぜークソジジイは久しぶりに見たわ。まずな、社長との会食、とかいうので会議室で弁当ってなんだよ。社長と会食、つったらコースくらい出せよ。ドアホ。昔、アメリカから技術者を呼んで一緒に仕事したことがあって、「withppo君もどう?」などと昼食にさそわれたときは、さすがにコースじゃなかったがそれなりに旨くて暖かいメシがでてきたぞ。弁当くれーで威張るな。もったいぶるな。

 坂田まじうぜえ。早くメシ食わせろよ。出てけよ。と思ってたら、なぜか受賞者と社長の会食に同席する坂田。ここでも突然仕切りだし、「えっ、じゃあ、みなさん所属と自己紹介をして大変だったことを一言ずつ言ってくださいね」などと言い出す。めっちゃうぜえ。小学生かよ。誰よりも先に弁当食ってるし。

 で、それが一通り終わったら、坂田、まだ喋る。受賞者より喋る。あまりにもくだらない内容なので箇条書きにして要約する。
 ・私は色々な職場を転々として主要な役職を一通り経験した優秀な人間である
 ・この職場に来てみんな全然挨拶をしないのでびっくりした
・挨拶は基本である
 ・私が職場に来たらみんな挨拶するように
 ・私はこれからコミュニケーションが活発になるように社長と二人三脚で取り組んでいく

とか言ってた。社長はそれを聞いて苦笑いしてた。あの社長の苦笑いを俺は初めて見たよ。

 坂田はコミュニケーション、コミュニケーションと連呼していたが、なんか言葉の響きだけで中身がないあたり、いかにも日本人っぽいっていうか、つかえねー団塊世代の代表っつうか。そういう印象を受ける。震災後、アホの一つ覚えのように「絆、絆」とか言いまくって情緒で乗り切ろうとしたクソメディアみたいな感じ。
 優しい語感やそれらしい横文字で物事が解決したり、売り上げが伸びたりするならばどんなに楽か。例え総務部といえども、部長という役職についているのだから、もう少し具体的な事を言って、見せて、やらせてみせる、程度のことはして欲しいもんだと思うが、それは俺のわがままだろうか?


■4月7日・8日の帰省

 こないだは泣く泣くせっかく替えたホイールを元に戻した。今週こそは18インチで行けるといいなーと思ってたが、こないだより酷い天気になりそうなのでスタッドレスのまま帰郷。

 ルートは圏央道~関越道~日本海東北道。関越トンネルを出た瞬間からけっこうな雪。道路が封鎖されていて、全車がPAに誘導されていた。PAではキャリアにスキーとかボードとかを載せた車がせこせことチェーンを巻いてるわ。おほほ。俺、スタッドレス。余裕のスタッドレス。iG20。相当な優越感。
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 PAを抜けたからは大体が60km/hくらいの速度で走行。事故車も結構あってあぶねえ。PAを出てから100mくらいですでに事故ってるやつとかいたしな。
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 塩沢石打SAも雪まみれ。中ではせんべい汁を売ってた。そういやあ、嫁と一緒に食った気がするなあ。せんべい汁。何故か何度通っても大体同じSA・PAに寄るんだよなあ。気づくと。
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 こういう車があるのを始めて見た。除雪作業中に車の追い越し禁止を通知する車である。こういう特殊な車、俺、大好きだ。子供の頃は「はたらくくるま」が大好きだったし、小学生の頃には乗り物大百科、みたいな辞書サイズのでかい本を買ってもらったなあ。あの本があったから、俺は車のデフとサスの仕組みと直四エンジン、4サイクル工程などについて学ぶことが出来たんだ。小学生にも分かるように書いてるって今考えるとすごいな。
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 帰り。道の駅にいた猫。掃除のおばちゃんになついていた。
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 こういう誰もいない道の駅とか、俺好きだ。
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 夕焼けも好きだ。

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■4月14・15日の帰省

 今度こそ天気予報が晴れなので18インチ+DNA S.driveで帰ります。毎日22時に帰るので時間が無いため、タイヤ交換も夜です。とある事情で夜のタイヤ交換は結構慣れてる。
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 すげーきたねえ。黄砂最悪。
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 こないだは30分ちょっとかかったけど、今回はどうでしょうか。どおおりゃあああああああ!って感じでタイヤ交換したら、26分で終わった。1本6分ちょっとか。早いか遅いのかよく分からん。パンタじゃなくて油圧の2tジャッキがあったらもっと早いんだけどな。
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 終わったら道具の員数確認。増締め。指差呼称!回転方向、良し!パンタジャッキ固定良し!ホイールキャップ員数確認良し!ナット員数確認良し!みたいな。
 ちなみに私の仕事は、客から要求を聞き、設計、製作、試験をこなし、工事施工書を書き、現地調整試験で工事現場のおっちゃんとかとび職の兄ちゃんと一緒にラジオ体操してKYT実施して、安全で行こう、ヨシ!とか言ってるけど、普段は22時までC#を打ちまくってるという意味不明な仕事です。日本全国探してもあんまり無い環境なんじゃないかと思う。

 ちなみに、タイヤですが、すげーよ。これ。タイヤが路面に吸い付くかのよう。ロールしまくってたプリウスがこんなに従順になるなんて。スピードをどれだけ出しても全然怖くない。ハンドルを切ったら切った分だけ曲がっていく。すげーな。タイヤ一つでこんなに変わると思わなかった。

 燃費は頑張って5分間の燃費で30km/L弱は行くので、純正15インチの車を18インチにインチアップしたことを考えれば上出来すぎるでしょう。燃費履歴を見るとスタッドレスの時と変わらなかった。高速と一般道を複合的に乗り継いで20km/Lくらいか。これでも面白くてかなり踏み込んでしまったことを考慮すると、上出来すぎる燃費と言える。15インチのサマータイヤ履いてたときだって20km/Lくらいだったからな。
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 鳥海山が美しい。
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 子供。奈良美智の絵みたいな顔だ。
 嫁がプリキュアのおもちゃの広告を見て、「女の子は大体プリキュアに行き着くらしいよ」と言っていた。プリキュア。俺、プリキュアとか良くわかんねえ。ふたりはプリキュアとか言っといて、5人くらい居ただろ?じゃあ3人はプリキュアじゃないって事だろ?プリキュア戦隊とか言ってるのも意味が分からないし。
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 まず、日本のアニメ、漫画、ゲーム文化はちょっとおかしいんだよな。なんで少女が悪と戦うみたいなテーマが多いの?少女がでっかい剣や銃器を持って戦う、みたいなやつ。おかしいだろ。アメリカとか見ろよ。悪に立ち向かうのは全員ムキムキマッチョマンだろ。それが正しい姿だろ。少女が棒みたいな細い手足で重そうな武器を振り回してるのはかなり違和感有るぞ。せめてムキムキマッチョの少女にしろよ。

 で、プリキュアとか良くわかんねえ。あれも、その非力さを補う都合の良いツールとして魔法みたいなもんがあるんだろ?もうね、セーラームーンの時代から何も変わらんのだな。レイアースとかもあったな。レイアース。なんかセフィーロとかプレセアとかアルシオーネとか車の名前ばっかり出てくるんだよな。セフィーロってなんだよ。チョイスが渋すぎるんだよ。って思うのは時代の流れか。当時はセフィーロが人気車種だったのか?ええええ?オッサンカーだろ~。俺の中ではサニーと大差ない。

 俺は娘にはレトロゲームをやってもらいたい。聖剣伝説2とマザー2は是非やってもらいたい。俺は未だに聖剣伝説2のオープニングを見聞きすると泣けてくる。名作過ぎる。バグ具合もすばらしい。


マザー2も名作過ぎる。曲聞いただけで泣けてくる。糸井重里が天才過ぎるんだよな。最後まで泣くんじゃない。


 で、こういう名作に触れてですね、将来は立派なオタクに育って・・・は困るので、なんつうか、こう、このような名作に触れることによって、感受性豊かな人になってほしいっつうか、なんつうか、まあ、よく分からなくなってきた。何の話してたんだっけ。

 帰りはいつも夕焼け。人気のない道の駅。好きだ。俺は一人が好きだ。もし今独身だったら、バイクを買ってずっと日本中をぐるぐる回ってると思う。登山とかしてると思う。一人が良い。でっかい犬飼ってキャンプ行きたい。
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 タイヤに張られているこいつはいつもこうやっていたずらして好き勝手適当なところに張りまくっていた。大学生のとき、友達が原付に張ったMZ-03か何かのシールはまだ貼られたままだ。
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このブログは、「彼氏とあの娘はparanominal-chaosの果てに」の日記別館として、管理人の自己満足のためだけに貴重なサーバ資源を無駄にし続けるという非常に高尚な目的の下、制作されたものであります。

「何がやりたいんだ」という問いには一切お答えしません。かしこ。

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